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その建設は世紀の大事業として語り継がれ、中でも破砕帯との格闘は石原裕次郎主演の映画「黒部の太陽」に描かれた事でも有名です。昭和31年から始まったダム建設には当時の金額で513億の巨費が投じられ、延べ1,000万人もの人手により、実に7年の歳月を経て完成しました。
今では立山黒部アルペンルートの長野側起点として、観光名所としてよく知られていますが、大迫力の放水や、巨大建造物としての存在感以外にも、黒部ダムには知れば知るほど興味津々のエピソードや歴史がいっぱいです。
形式
アーチ式ドーム越流型
高さ
186m(国内一位)
堤頂長
492m
内 左岸ウィングダム69m
内 右岸ウィングダム56m
堤頂幅
8.1m
敷幅
39.7m
堤体積
約158万立方メートル(ウィングダム含む)
湛水面積
約349万平方メートル
総貯水量
約2億立方メートル
発電量
黒部川第四発電所:年間約10億kWh(黒部川全体の年間の発電量は約31億kWh)
形式
ダム水路式
落差
545.5m
出力
最大335,000kW
発電開始年月日
S36.1.15
特徴
冬期の雪害防止と、中部山岳国立公園の自然景観維持の観点から、発電所・変電所などの全施設が地下150mにつくられている。
毎年6月26日から10月15日までの期間中、水煙をあげながらものすごい勢いで水が放出されます。この迫力ある放水に、観光に訪れた誰もが感動を覚え、言葉を失ってしまいます。その放水量は何と、毎秒10立方メートル以上にもなります。
黒部の谷と言えば、もともとは登山者以外は入山しない秘境でした。そんな黒部の谷にも今では誰もが容易に観光することが可能になり、登山家から若い女性まで、幅広い年齢層の観光客で大変な賑わいをみせています。黒部ダムは昭和39年8月より観光が可能になりましたが、これまでに訪れた観光客は延べ4千万人以上、現在も毎年100万人以上の観光客が黒部ダムを訪れています。
黒部ダムの総貯水量は約2億立方メートルになります。石油の輸送に使われるタンカー、VLCC(20万t以上の油を積める超大型タンカー)と比べてみると黒部ダムの総貯水量はタンカー約1,000隻分になるわけですね。
黒部ダムの最大出力は33万5千kWであり、年間発電量は約10億kWhになります。黒部川全体の年間の発電量は約31億kWh。この31億kWhは一般家庭で約100万戸が1年間に使用する電力量にあたります。