STORY
黒部ちゃんねる
~もっと魅せたい・伝えたい~

夏休みの自由研究に黒部ダム!!

 みなさま、こんにちは!

 3連休は黒部ダム周辺も雨が降ったり止んだりのお天気になりました。今月下旬から夏休みシーズン突入!!お天気が続いてくれると嬉しいですね。


 さて今回は、レア写真第2弾!!放水を間近に見た写真です。皆さんが通常ご覧いただける放水は下の写真のような感じですね。

 では、放水のすぐ上のキャットウォーク(※ダムの点検に使用される通路)から見るとどんな感じに見えるでしょう。

 至近距離で見るとすごい迫力です!!(これで放水の片方分です(@_@))音も水しぶきもスゴイです。黒部ダムの放水は毎秒10t~15tの水を出していますので、河床の岩盤などが掘れてしまわないように霧状にして出しているんですよ。この写真は巡視点検路からの写真になりますので一般の方はご覧いただけません。ですが、今回はスペシャルなニュースです!! 普段は黒部ダムの営業時間外なので見ることのできない「放水の出る瞬間」の動画がFacebookやTwitterで紹介されていますよ。黒部ダムで働く筆者も滅多に...いや、一度も見たことがない超貴重な映像です。アカウントをお持ちの方は関西電力グループの公式アカウント「#みずいろネット」で検索してみてくださいね♪以上、夏にピッタリの涼しげな写真のご紹介でした。


 続いては、扇沢駅と黒部ダム駅の待合室にある「電気バス」や「黒部ダム」のしくみが分かるパネル展示のご紹介です。夏休みの自由研究にも役立つかもしれない(?)情報ですので、テーマに悩んでいるお友だちは是非ご覧くださいね!

 まずは扇沢駅のパネルからご紹介。扇沢駅待合室では、「電気バスのしくみ」を紹介していますよ。

 皆さまが黒部ダムへ行くためにご乗車いただく電気バスは、全長5.4㎞の「関電トンネル」の中を走ります。黒部ダム建設用の資材を運搬するために作られたトンネルで、排気設備等はついておりません。そのため、排気ガスの出ないクリーンな乗り物である「電気バス」や、2019年まで運行されていた「トロリーバス」が採用されました。(※現在トロリーバスは、扇沢駅の隣にあります扇沢総合案内センターの「トロバス記念館」に展示しておりますので、興味のある方はそちらも是非ご覧くださいね。)

 日本国内でもまだまだ珍しい電気バスのしくみや、日本初となるパンタグラフでの超急速充電の方法なども紹介しております。


 続いて黒部ダム駅待合室に設置されているパネルですが、こちらは「黒部ダム」の構造や黒四発電所に関する説明、またゼロカーボン(※二酸化炭素などの温室効果ガスの排出量を実質ゼロに減らすこと)に対する当社の取り組みなどをご紹介しています。

 温室効果ガスが増えたことによって地球温暖化が進み、二酸化炭素の排出削減が今世界中で大きな課題となっていますが、黒部川水系で行われている水力発電は二酸化炭素の排出がなく、豊富な水は繰り返し利用できる再生可能エネルギーとして注目されています。どうして黒部ダムがこの急峻な土地に作られたのか、またどのような役割を果たしているかなどなど、このパネルを見ることによって理解を深めていただければ嬉しいです♪


 環境にも優しい黒部ダム。夏休み期間中に自由研究も兼ねて、豪快な放水を見にお越しくださいね♪

前の記事へ 一覧 次の記事へ