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黒部ちゃんねる
~もっと魅せたい・伝えたい~

電気バスダイヤ変更のお知らせ!

みなさん、こんにちは!

 11月に入りましたね。早いもので、今年の立山黒部アルペンルートの営業期間も残すところあと1ヶ月程となりました。現在、黒部ダム周辺と扇沢はまだ紅葉を楽しむことができますよ。

    

  写真は、10月28日・29日の扇沢駅の様子です。ちょうど、扇沢のホームから見た山が綺麗に色づいていますよ♪

    

  続いて黒部ダムの様子です。黒部湖の湖畔遊歩道の紅葉が綺麗です。もみじの赤やブナの黄色がとても鮮やかですよ。「黒部湖遊覧船ガルベ」の営業が今月10日までとなっておりますので、この機会に是非、遊覧船と遊歩道セットでお楽しみくださいね♪

    

   さて、11月4日からの電気バスのダイヤが変更になります。扇沢からの始発が8時30分、黒部ダムからの最終便が16時35分になりますのでご注意ください。その他の詳しい時刻表はこちら→アルペンルート時刻表

 

   いきなりですが、みなさん「ビタミンちくわ」をご存じですか?「長野県民は知らない人はいない!」というくらいメジャーな長野県のソウルフードで、(某ケンミンショーでもやっていましたね。)石川県のスギヨというメーカーさんで作っているちくわです。10月某日、その「ビタミンちくわ70周年」を記念した映像が扇沢で撮影されたんです。「何で石川県のちくわメーカーさんが扇沢で??」と思うかもしれませんが、その「ビタミンちくわ」と黒部ダムが深い関係にあったのです。 

 今から60年ほど前、まだ黒部ダムの建設中だった頃。扇沢は黒部ダム建設の拠点として、沢山の作業員の方々が働いていました。その作業員たちの生活を支えていたのが飯場(はんば)と呼ばれる宿舎でした。そこで当時大人気だったメニューがちくわの入った「飯場のカレー」だったそうです。長野県はご存じのとおり海なし県ですので、新鮮な生の魚は手に入りにくい状態でした。そんな時、保存の利くちくわに塩をつめて運び、長野県中に広がっていったそうです。ちくわはボリュームUPにもなり、良いダシが出る事から、カレーの具として使われるようになったんだそうです。

    

   今回は、建設当時の作業員さんやコックさん、そして歩荷(ぼっか)さんをやっておられた方などが集まり、「飯場のカレー」を再現して当時を思い出しながら対談する企画でした。皆さん、カレーをほおばりながら昔を懐かしんでおられましたよ。

   昨年度、扇沢レストハウスで「飯場のカレー」として提供しておりましたが、今年度はメニューから姿を消しておりました。来年はもしかするとまたメニューに復活!!なんて事もあるかもしれませんね。


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